Last Memory
私の言葉に悟史のお母さんは、涙を更に零して頭を静かに振った。
「会わない方・・・がいいわ・・。あの子もきっと・・・・・貴方には見られたくないとっ・・思うの・・・」
悟史のお母さんはそう言って、両手で顔を覆った。
アワナイホウガイイ・・・・・。
それだけが頭の中に響き渡る。
ねぇ、悟史。
私、今貴方に会っちゃいけないのかな??
ねぇ・・・・・、教えてよ・・・・。
いつもみたいに優しく笑ってさ、
「しょうがないなぁ・・・」って言ってよ・・・・!!
.