終わらない
あれだけ嫌い

見下していた親元へ

経済力のない17才の私の帰る場所

結局、世間知らずで勘違い女の

世話をしないといけない親


だけど


この時だけは、何も言わなかった

言いたい事が沢山あっただろうに

厳しいだけの家庭だったが

初めて優しさを感じました。


その後は、穏やかな生活で

臨月を向かえ出産


痛いなんてもんじゃない!

なんなんだ?

みんなこんな思いで産んでるの?


子供が出てくる時に裂けないように
メスで陰部の下を切るのだが
 
麻酔無しで切れるぐらい

お腹のほうが痛い

死ぬかと思った!


母は強しと言うけれど

こんな壮絶な痛みを乗り越えるんだから

そりゃ強くなれるよ


なんとか無事に出産し

産まれて来た息子には

気高く

真直ぐ羽ばたいてほしいと

「翼」と名付けました。








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