終わらない
そんな剛との交際が始まる。

剛は若いながらも

友人と会社を立ち上げ

従業員を50人程を抱える

会社の役員でした。


仕事が一番の人で

毎日、深夜まで働いていました。

たまには

差し入れを持っていったりしましたが


大半が

電話での会話でした。


それでも十分幸せでした。



その内 自然に結婚の二文字が

だけど

剛の両親に反対されるのではないかと

内心はビクビクしていました。

翼の事や18での出産

一般的ではない私を受け入れてくれるのか



そんな気持ちで

剛の両親に会いに行った時

お父さんは

「剛が選んだ人ならばなにも問題ない」

「子供は皆で育てて行こう」

そんな優しい言葉を掛けてくれました。


この時程

感動・感謝をした瞬間はない

私は幸せになれると確信できた。



もう苦しみとは無縁だと思えた
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