─心友─
第一章*

桜の季節

ねぇ、私はあなたたちに何度も何度も裏切られてきたよ。

心友..ここの友だと思っていたあの子にも..。

ねぇ、どうして誰も助けてくれないの?

誰か助けて!! まだ小学生だった私は、一人屋上で泣いたんだ。

2003年
季節は桜咲く春。

私は、相楽智以(さがらちい)小学五年生。 

今日は、新一年生の入学式で私たちはその手伝いをしていた。

式が始まる前まで、一年生と一緒に遊んでおいて。先生にそういわれて私は親友の愛(まな)と一緒に一年生とブランコで遊んでいた。

私が、一年生のブランコをこいでいると愛が私に問いかけてきた。

「智以~!! もう5年生だねぇ。ずっと私の親友でいてくれる?」

「えぇ?なにいってんのよぉ!!当たり前ぢゃん♪」

「だょねぇ☆」

...でも、このときはまだ気づいていなかったんだ。

愛が私のことを嫌っていたなんて。


私との親友をやめたいっておもっていたなんて。


.....それから一ヵ月後、愛の様子が急におかしくなったんだ。

ずっと親友だと思っていたのに。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop