狐の眠り姫
スナック菓子の袋を開けると、少し細かい屑が宙に舞った。
「食えよ。」
メジャーな製品だから、安心感もあり、一つ口に運ぶ。
しょっぱくて、ほんのり甘い。
すう…と溶けていく。
レイは、無造作に何個かほうり込むとかみ砕いてゆく。
豪快な食べ方に、可笑しいと思った。
< 17 / 47 >

この作品をシェア

pagetop