波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
●恋の奴隷
そんなこんなで、私の高校LIFEは、今までとガラっと変わってしまった。
波乱の予感。
初めて大雅と話をしてから、もう1ヶ月が過ぎた。
私はというと……
朝から晩まで、アイツのことばかり考えていた。
唯一忘れられるのは、部活中だけやった。
「ちょっと!!あれって……」
彩加がレシーブ練習の途中で私に声をかけた。
「どしたん?彩加」
「ほら!あそこに座ってるのって、アイツじゃない?」
先輩にバレないようにコソコソっと話す彩加。
その指差した先には……
アイツ。
「うわ!!体育館に侵入してくるなんて反則や!唯一私が落ち着ける場所やったのに!!」
動揺して、レシーブを失敗した私。
大雅……
どうして体育館なんかにおるんやろう。