波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
「体育の時間、サボってここ来てもええで。俺に食われる覚悟あるんやったら」
「来るわけないやろ!!別にノーブラでもええもん。ふん!!絶対負けへん」
強がって、秘密の部屋を飛び出した私やけど。
やっぱ無理―――――――!!
トイレの鏡で自分の胸を見たら、明らかにおかしい。
夏服じゃないからまだ何とかなるか。
え?
なるか?
体育の時間どうすんの。
あの先生、絶対ジャージの上脱げって言うし。
あ~あ。
なんで私、言うこと聞いてしまったんやろう。
私が悪いんかな。
もっと嫌がれば、こんなことにはならんかったんか?
いや、そんなことない。
アイツは、嫌がれば嫌がるほど喜ぶ。
自分が世界で一番偉いって思ってるもん。
アイツに狙われたら、言うこと聞くしかないやん。
しかも、惚れた弱みっちゅうか。
こんな嫌がらせされてんのに、無視されてた頃より幸せやって思ってる自分がおる。
私はあほや。
あほ女や。