波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
無視して、亜子に借りたノートを写してみるけど……
教室中が私に注目してて、このまま無視続けるわけにもいかん。
ここは強気に行ってみるか。
私は立ち上がって、大雅の方を見た。
「用もないのに声かけんとってや!!」
強い口調でそう言って、またノートを写し始めた。
これが逆効果になるとは……
「どういうこと?杏奈って城之崎君の彼女なん?」
「あんな口の利き方する人ってこの学校におらんよな」
「どういう関係?」
「絶対彼女なんやわ」
大きすぎるコソコソ話が耳に入ってきた。
「照れんでもええやろ。昨日の夜はあんなに甘えてきたくせに」
ガーーーーーーーン……
想像以上のことをしてくれるヤツ。
しかも嘘やん。
昨日の夜なんかなんもないし!!!
「まじで、迷惑なんやけど!!嘘ばっかりつかんといてくれる?」
「ちょっとどうしても話あんねんけど、来てくれる?来てくれやんかったら、お前の秘密ここでバラすで」