波乱LOVE ～俺様悪魔の危険な計画～

あぁ、コイツは悪魔や。


かっこええ顔してるけど、ほんまに中身は悪魔なんかも知れん。


ここで逆らったら、私のブラを教室のみんなに見せたりするかも知れんわ。


私がノーブラやってことを校内放送で学校中の生徒に言うかも知れへん。


それくらい平気でやってまうヤツやもん。






私はノートを閉じて、立ち上がった。


大好きな友達3人に、目を合わせ、小さく頷いた。





「頑張って！」

「負けるな！」


小さな声でエールを送ってくれた。




私は大雅に肩を抱かれた。



試験中のように静まり返った廊下。



みんなが、私と大雅を見てる。




そりゃそうやよな。

大雅が彼女いっぱいおるって噂やけど、実際に誰が彼女なんかわからんし、謎めいた所がまた人気の秘密で……




堂々と女子と肩くんで歩くなんて、入学して初めてなんちゃう？




確かに……


俺様系ドSやとかわがままやって聞くけど、それってただの噂であってほんまに見たことある人おるんかな？



てか、私に対しては十分、俺様系超ド変態S男やけど。