波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
どこが好きなんか、いくら考えてもわからんけど……
いじわるで身勝手やけど、なんでか憎まれへんとことか、実は優しいんちゃうかって思わせる雰囲気とか……
全部が結局好きなんや。
悔しいけど。
「大雅って呼んでええん?」
「は?100年早いわ、ボケ」
あぁ、私はやっぱり間違ってる?
優しいわけないか。
ベッドから抜け出た大雅は、甘い声で保健の先生と話してから出て行った。
しんどくもないのに寝かされてる私やけど、もうしばらくここで寝とく。
だって、アイツの温もりがまだあるから。
私はさっきまで大雅がおった場所に手を当てて、自分がまた大雅のこと好きになってしまったんやなって気付いた。