波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~




「あれ?大雅、その子、泣いてんで。大丈夫か?」




不良っぽく見えるけど、その先輩達はめちゃめちゃ優しかった。


私のこと本気で心配してくれて、トランプを中止してくれた。




「大丈夫?大雅、あんまりいじめんなよ。お前はドS過ぎるんや」


「せやで。この子、純粋そうやし……ちょっとは優しくしたれ」


「俺ら、保健室行ってくるから。ここ2人で使ってええで」



先輩のうち1人が私の頭を優しく撫でてくれた。



もう1人がポケットから鍵を出して、大雅に渡した。





てか、何で泣いてしまったんやろう。


おかしいやん。




最初からわかっとったのに。


大雅が私をからかって遊んでること。



本気で私を好きとかそんなんありえへんってわかってたはずやのに。





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