波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
「なんで、なんでよぉ」
涙がいっぱい出て、私は自分のブラジャーを抱きしめたまま泣きじゃくった。
お願い、大雅。
戻ってきて。
嫌いなわけないやん。
ほんまに嫌いやったら、体育さぼってこんなとここーへんし。
ブラなんて外さへんし。
「たいがぁ~」
まだアイツの温もりが残ってる。
このブラ……
虎模様のブラ。
大雅……
好きやで。
大雅。
波乱万丈な日々やったけど、大雅が私の心に住み着いてから毎日楽しかった。
ウキウキしてた。
恋してた。
私……
終わったん?
私が素直にならんかったから。
嫌いなんて言ってしまったから。
終わってしまったん?
また大雅は遠い人になってしまうん?