波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
「てかぶっちゃけ……チューもうまいと思う。あ、でも初めてのキスやから誰がうまいとかわからんけど。でも、なんかええ感じのキスやったし。それに…… なんかわからんけど、大雅と一緒におると楽しいんやもん」
「ほぉ~!キスまでしたんや、そいつと」
私は調子に乗って話しすぎてしまった。
「ああああーーー!嘘やって。そんなんしてへん!!」
「もう聞いたで。お前も、大人になったんやな」
からかうお兄ちゃんの背中を叩きながら、私はまた大雅を思い出してた。
「そいつの名前、大雅っちゅうんか?」
「うん。かっこええ名前やろ」
「上の名前は?」
「城之崎。城之崎大雅。もう名前だけでかっこよさが伝わるやろ」
「あほか、お前」