波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
「あーーー、ないない!!」
私は独り言を言いながら、また大雅のいる店へと向かった。
「私を食べて……か」
言えるわけない。
エロエロDVDの世界やから言えるんや。
実際にそんなクサイセリフ言う人おるわけない!!
「いらっしゃいませ」
「これ、返しに来ました」
「タイトルは何でしょうか?」
「これです。見たらわかるでしょ?」
「あ、ちょっと僕視力が悪くて……」
大雅ぁ。
周りにいっぱいお客さんおるのに。
「私を食べて、パート4!!です」
開き直った私は堂々とタイトルを言った。
あ、笑った。
私の好きなあの顔。
ニヤって笑った大雅が。
「食べて欲しかったら、明日美術室来い」
小さな声でそう言った。