波乱LOVE ~俺様悪魔の危険な計画~
「大雅ぁ~!!!」
駆け寄って、大雅の胸に飛び込んだ。
すると、大雅が優しく私を抱きしめる…………??
わけねぇーーーーーー!!!!
「お前はあほか!!」
おもっきし強く頭叩かれた。
まぁ、これでこそ大雅やねんけどさ。
「大雅だってノリノリやったくせにぃ~」
「あほか」
ゆっくり大雅が歩いて、鍵を閉めた。
「冗談抜きで、俺…… 今泣きそうやった」
「なんで?」
やばい。
目、潤んでる?
大雅ってばめちゃめちゃかわいい。
「俺…… 杏奈に嫌われたんかなって本気で思っててんぞ」
チラっとこっちを見た大雅が、ほっぺたふくらませてスネた表情してて、その顔がまたたまらんくらいにかわいい。
「嫌い…… になろうって思っても、無理やし。なんでかわからんけど、大雅のこと嫌いになんかなられへん」
「それって…… 俺のこと好きってこと?」
大雅の右手が……
私の左の頬に。
「ひぃ~~~~~~~!!!」
緊張のあまり、私はありえへんキモイ声で叫んでしまった。
大雅からかなり離れた場所まで逃げた私。