love time~恋時~


「行くぞ。」


何気なく差し出した
竜矢のこの手が、
私は最高に好き。


竜矢の気持ちが
伝わるんだ。
かわりに私も
伝える。


“好き”




近くのカフェに入った。
この辺って知り合いとか
いる確率高いからな~・・・
緊張する・・・

頼んだアイスミルクティーと
アイスカフェオレが来て、
私たちは話し始めた。



「竜矢、最近学校はどう?」

「特になんの変化もないけど。」

「そうなんだ・・・」

「日向は?」


ここにも好きって感じる要素。
聞き返してくれないって思ったら
聞いてくれたこの幸せ。

小さな幸せが好きに変わる。
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