love time~恋時~


「私は・・・相変わらず成績が・・」

「悪いのか?」

「まぁね。」

「変わんねぇな。」

「そうかな(笑)」



私たちは違う高校に通っている。
1年前、うちの文化祭に
竜矢が来たのが始まりだ。


「何ができねぇの?」

「ん?英語・・・?」

「何で聞くんだよ。」

「あ・・・」

「面白いなぁお前は(笑)」


こうやって竜矢が笑ってくれると
こっちまで嬉しくなる。


「俺が教えてやろうか?」

「え!本当!」

「嘘つかねぇよ。」

「やったー!」


そうだった。
竜矢って意外に頭良いんだっけ・・・

少し下を向いてカフェオレを
ストローから吸い上げている
竜矢を見て、

『カッコイイ顔してるな~』

なんて思ってしまう私・・・
ベタ惚れだ・・・

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