Twenty*LoveStory
ユウヤさんに支えてもらうという失態。
くそぅ・・・・・
でも、抱きしめられたからラッキーで。
「家まで送ろうか?」
「あ~、らいじょーぶれすぅ~」
「ほんとに大丈夫?」
「らいじょぶですってぇ~」
「なんなら・・・・少し休んでから帰る?」
柔らかく、あたしの大好きな笑顔で微笑むユウヤさん。
その笑顔、好きだぁ~・・・・
――――でも。
「友達に着てもらうんで、
ほんとーに! らいじょうぶでーす」
ユウヤさんから離れて、
ぺコリと大げさに頭を下げた。
「・・・・・そっか。じゃあ、気をつけてね」
そういうと、
さっさと行ってしまったユウヤさん。
さ、ミサキに着てもら・・・・
あ、アドレス聞くの忘れてた。
今度聞こ。
駅のベンチに座りながら、
おぼつかない手でミサキに電話。