Twenty*LoveStory



何コールしたかわかわない。



でもいっぱい鳴ったのは分かる。


何回目かのコールで、
ミサキの寝ぼけた声が聞こえる。




「・・・・・もしもし」


「あ、ミサキ? 唯ですよ~」


「・・・・唯?」


「ミサキ何してんの~?」


「夜中の2時に寝る以外何すんの」


「あっははぁ~、そっかぁ」


「・・・・・飲んでんの?」





いきなり声が低くなるミサキ。


ほーら、やっぱり怒った。



「ちょっとだけだもん」


「未成年のくせに・・・・・・」



少しはっきりしてきた意識。

同じ年のくせに子供扱うするミサキに少し腹が立って



「ミサキだってまだ未成年じゃん」


少し膨れて言った。



「残念。もうハタチですから」

「あ゛・・・・・」



あたしってバカ。
ミサキの誕生日にご飯奢ったじゃんあたし。



< 11 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop