Twenty*LoveStory
聞こえた声に目を開けると
すぐ目の前に立ってる、
「ミサキー、早かったね」
「早かったねじゃない!
何でこんなとこで寝んの・・・・・」
「眠かったんだもん」
「カワイ子ぶってもダメ。
さ、はやく帰ろう。明日も早いから」
ミサキに肩を貸してもらって、
またおぼつかない足で歩く。
ホームについたと同時に電車が着いて、
やったーとか言いながらそれに乗った。
ユウヤさんだと遠慮して体重かけられなかったけど、
ミサキには思いっきり体を預けられる。
これぞ親友、ってか?
「でねー? ちょっと休んで行こーって」
「・・・・・・は?」
「あ、さすがに行かなかったよ?
そこまで厚かましくないからあたし~」
「じゃなくて・・・・お酒は何で飲んだ?」
「飲みたかったからー!」
「勝手に飲んだの?」
「ううん。ユウヤさんに注いでもらったり~
ユウヤさんに注文してもらったり~」
「はぁ~・・・・・・」