Twenty*LoveStory
何故か溜息をつくミサキ。
頭に手を当て、
ちらりとあたしを見る。
「それって確信犯だよ」
「確信犯?」
「唯を潰して、
ヤッちゃおうとか思ってたんだよ」
「まさか」
「そのまさかだよ」
「あんま関わんない方がいい」そう言うミサキに首を傾げる。
だってユウヤさんだよ?
あんなさわやかで、
あんな優しそうな人見たことないよ。
休むって言ったのも、
あたしの心配してくれたんだよ。
ミサキにそう言ったけど、
ミサキは「そう」と言うだけ。
そんなことないもん・・・・・・
それからミサキはあたしの家に着くまで何もしゃべらなかった。
それから数日。
あの日から、
あたしはユウヤさんに会ってない。