Twenty*LoveStory
「見た目大人っぽいじゃん?
でも中身とか全然子供。
ガキくさくてやってらんね」
「うーわ、きっつー」
「だってそうっしょ?
でもカラダは結構よさそー。
何回か遊んだら回してやるよ」
心がずたずたに踏みにじられた気がした。
今までにない痛み、苦しみ、絶望感。
もう声をかけるどころじゃなくて、
ユウヤさんにバレないように姿を消した。
なんで? なんで? なんで?
疑問ばっかりが押し寄せてきて、
ただ走るしか出来ない。
『なんか違う』
そっか、あたしのなんか違うとこ。
わかった気がする。
見た目のわりには、
子供っぽいんだあたしって・・・・
あんな最低なやつの事、
―――好きだったんだ。
泣きたくないのに、
勝手に出てくる涙を何度も拭う。