Twenty*LoveStory
かけられた声に振り向くと、
そこにいたのはミサキ。
ミサキの姿を似た途端、
「ミーサーキぃぃぃぃ」
今まで出なかった涙が顔を出す。
「ま、またっ! 振られたぁぁぁ!」
「あー・・・・それは、それは」
駆け寄ったあたしの頭をよしよし撫でて、
「なんかうまいもん食べようね」なんて。
あたしって食べ物で機嫌直ると思われてんの!?
そう思ってるわりには、
大学内カフェでケーキ食べてんだけどね。
「ねぇ、あたしってなんか違うの?」
「は? 何が?」
コーヒーを飲んでたミサキが顔を上げる。
話し聞いてなかったな・・・・・
「もーいーよっ!」
「何、怒ってんの・・・・・・・」