Twenty*LoveStory
やばいよ、コレ。
きちゃったよ、コレ!!
「も、もしかして唯・・・」
「あたし恋しちゃった」
そう言った瞬間。
ミサキが頭に手を当てた。
「唯サン?」
「なーに?」
「アナタさっき告白してませんでした?」
「しましたよー?」
「次の展開早くないっすか」
眉をひそめるミサキ。
そのミサキを見て、
わざとらしく溜息をついてみる。
「あのね、ミサキさん。
恋なんて時間じゃないの!
思ったときはもう恋に落ちてんの!!」
顔の前で手を絡ませ、
満面の笑みでミサキに笑いかける。
「ドラマの見すぎ・・・・・」
「もーいーのっ!
早く授業に行きましょー♪」
ミサキの腕に自分の腕を絡ませ、
ぐいぐい引っ張って教室へ向かう。