【短】秘密のサンタクロース
気がつけばもう6時。
冬なので暗くなるのが早く、暗くなるにつれて気温も下がっている気がした。
冷えている口元をマフラーで隠して早足で家まで帰った。
途中、ユマと別れ自分の家まで帰る。
『うぅ寒い~』
やっぱり、冬は嫌い。
・・・あったかいのが恋しい。
小川颯。
ぽっと頭の中に出てきた名前を慌てて消す。
何あたしあんなヤツを思い出してんの?
手とかはあったかいけど心は冷たい人間なのに!!!
『とにかく帰ろ!』
そう思って落ちていた歩く速度をまた上げて歩き出す。
その時だった。
コツコツ・・・
・・・ん?
人があまり通らないこの道で他の人の足音を聞くのはめずらしい。
最初はそう思っていた。
でも・・・
♪~
携帯から音楽が鳴って一度立ち止まり鞄から携帯を取り出す。
コツ・・・
・・・?
さっきまで聞こえていた足音があたしが止まったとたんに聞こえなくなった。
冬なので暗くなるのが早く、暗くなるにつれて気温も下がっている気がした。
冷えている口元をマフラーで隠して早足で家まで帰った。
途中、ユマと別れ自分の家まで帰る。
『うぅ寒い~』
やっぱり、冬は嫌い。
・・・あったかいのが恋しい。
小川颯。
ぽっと頭の中に出てきた名前を慌てて消す。
何あたしあんなヤツを思い出してんの?
手とかはあったかいけど心は冷たい人間なのに!!!
『とにかく帰ろ!』
そう思って落ちていた歩く速度をまた上げて歩き出す。
その時だった。
コツコツ・・・
・・・ん?
人があまり通らないこの道で他の人の足音を聞くのはめずらしい。
最初はそう思っていた。
でも・・・
♪~
携帯から音楽が鳴って一度立ち止まり鞄から携帯を取り出す。
コツ・・・
・・・?
さっきまで聞こえていた足音があたしが止まったとたんに聞こえなくなった。