【短】秘密のサンタクロース
あれはひどかったな、と遠いあの日を思い出しながら少し笑う
「いや、本当寒いね~」
隣で歩いているユマが白い息を吐きながら話しかけてきた。
そりゃあもう12月ですもん。
寒いに決まってるよ。
冷え性のあたしにとっては最悪な時期。
これからも毎日寒いと思うと自然とでるため息。
その時。
バシャッ
いきなり空からかかってきた冷たいものにあたしは動きを止めた。
驚いて回りを見てみると隣のユマが目を大きく見開いてあたしを見ている。
・・・何?
すると急にぶるっと背中を走る寒気に襲われた。
しばらくして分かった。
自分の置かれている状況を。
あたしから少し離れた水のみ場でホースをこちらに向けた男の子がいた。
その周りに4,5人の友達らしき男の子もいて、みんな『まずい』という顔をしてこっちを見ている。
・・・あたし、水かけられたんだ!
こんな寒い中、水をかけられるなんて・・・最悪!!
「大丈夫?」
ユマが目を見開いたまま聞いてくる。
「いや、本当寒いね~」
隣で歩いているユマが白い息を吐きながら話しかけてきた。
そりゃあもう12月ですもん。
寒いに決まってるよ。
冷え性のあたしにとっては最悪な時期。
これからも毎日寒いと思うと自然とでるため息。
その時。
バシャッ
いきなり空からかかってきた冷たいものにあたしは動きを止めた。
驚いて回りを見てみると隣のユマが目を大きく見開いてあたしを見ている。
・・・何?
すると急にぶるっと背中を走る寒気に襲われた。
しばらくして分かった。
自分の置かれている状況を。
あたしから少し離れた水のみ場でホースをこちらに向けた男の子がいた。
その周りに4,5人の友達らしき男の子もいて、みんな『まずい』という顔をしてこっちを見ている。
・・・あたし、水かけられたんだ!
こんな寒い中、水をかけられるなんて・・・最悪!!
「大丈夫?」
ユマが目を見開いたまま聞いてくる。