【短】秘密のサンタクロース
キモチ
***
『ゴホっ』
「どうしたの、椎名。風邪?」
『うん、風邪っぽい・・・』
昨日。
小川にキスされ、そのせいか今朝から風邪ぽかった。
それなのにあたしに風邪をうつした張本人は今日、元気に登校してきた。
「椎名♪・・・なに、風邪ひいたの?」
いつも以上にあたたかい笑顔に不覚にも鼓動が早まった。
『・・・』
「俺の風邪うつった?」
『・・・』
そう、アンタの風邪がうつったのよ!
でもなんかそう言うのが恥ずかしく思えていえなかった。
「テレてんの?」
口角をあげて、意地悪そうな笑みを浮かべる小川を睨む。
『テレてないっ』
『ゴホっ』
「どうしたの、椎名。風邪?」
『うん、風邪っぽい・・・』
昨日。
小川にキスされ、そのせいか今朝から風邪ぽかった。
それなのにあたしに風邪をうつした張本人は今日、元気に登校してきた。
「椎名♪・・・なに、風邪ひいたの?」
いつも以上にあたたかい笑顔に不覚にも鼓動が早まった。
『・・・』
「俺の風邪うつった?」
『・・・』
そう、アンタの風邪がうつったのよ!
でもなんかそう言うのが恥ずかしく思えていえなかった。
「テレてんの?」
口角をあげて、意地悪そうな笑みを浮かべる小川を睨む。
『テレてないっ』