【短】秘密のサンタクロース
横からあたしのアイスを一口食べた男、小川。
『何・・・』
「うまいな、コレ」
これって間接キスなんだよね?
よくそんな普通でいられるよね・・・?
でもそのおかげで胸が熱くなり、アイスを食べてもあまり冷えた気はしなかった。
それどころか隣に座っている小川の肩からあたしの肩へ伝わってくる熱が熱いくらいだ。
『おいしい・・・』
「だろ?」
得意げに笑う小川が無邪気な子供のように見えて、愛しい。
「じゃあ・・・帰るか」
アイスを食べながら話していた時。
ふと小川に言われた言葉に驚く。
えっ、もうそんな時間なの?
気づくと夕暮れに夜の色がかかったような空があたしたちを包み込んでいた。
あっという間に過ぎる時間に驚いた。
そして、短く感じたこの時間が愛しかった。
大切に思った。
クリスマスまで、あと2週間となっていた。
『何・・・』
「うまいな、コレ」
これって間接キスなんだよね?
よくそんな普通でいられるよね・・・?
でもそのおかげで胸が熱くなり、アイスを食べてもあまり冷えた気はしなかった。
それどころか隣に座っている小川の肩からあたしの肩へ伝わってくる熱が熱いくらいだ。
『おいしい・・・』
「だろ?」
得意げに笑う小川が無邪気な子供のように見えて、愛しい。
「じゃあ・・・帰るか」
アイスを食べながら話していた時。
ふと小川に言われた言葉に驚く。
えっ、もうそんな時間なの?
気づくと夕暮れに夜の色がかかったような空があたしたちを包み込んでいた。
あっという間に過ぎる時間に驚いた。
そして、短く感じたこの時間が愛しかった。
大切に思った。
クリスマスまで、あと2週間となっていた。