【短】秘密のサンタクロース
『クリスマスって言っても・・・あたし、寒いの嫌』
あたしの言葉にプッと笑った小川。
『・・・何笑ってんの』
「だってさ、お前どんだけ寒がりなんだよ。普通、女ってクリスマスとか好きじゃねえの?」
『あたし、普通じゃないし-』
寒いの、本当に嫌だもん!!
そんでそんなに笑う?
おなかを押さえて笑う小川。
憎たらしい!
そう思ってみたけど後から後からじんわりと広がっていく甘い気持ち。
小川ってこんな風に笑うんだ・・・。
甘くて、甘くて・・・。
のどに何かがつまったようにもどかしい気持ちでキュンと心が痛くなる。
「じゃっ、またな」
『へっ?』
小川の言葉に驚き、周りを見渡すと・・・ここはあたしの家の前。
いつのまにここまで歩いたんだろう。
クリスマスに近づくにつれ、小川といる時間が短く感じる。
なんだかさびしいような、悲しいような。
早く明日になってほしいのに、
早く明日になってほしくないよ―…。
あたしの言葉にプッと笑った小川。
『・・・何笑ってんの』
「だってさ、お前どんだけ寒がりなんだよ。普通、女ってクリスマスとか好きじゃねえの?」
『あたし、普通じゃないし-』
寒いの、本当に嫌だもん!!
そんでそんなに笑う?
おなかを押さえて笑う小川。
憎たらしい!
そう思ってみたけど後から後からじんわりと広がっていく甘い気持ち。
小川ってこんな風に笑うんだ・・・。
甘くて、甘くて・・・。
のどに何かがつまったようにもどかしい気持ちでキュンと心が痛くなる。
「じゃっ、またな」
『へっ?』
小川の言葉に驚き、周りを見渡すと・・・ここはあたしの家の前。
いつのまにここまで歩いたんだろう。
クリスマスに近づくにつれ、小川といる時間が短く感じる。
なんだかさびしいような、悲しいような。
早く明日になってほしいのに、
早く明日になってほしくないよ―…。