【短】秘密のサンタクロース
―――次の日。
今日はあたしが小川を呼び出した。
今日は小川は休みかと思っていたけど学校に来ていた。
『ごめんね、呼び出して』
昨日と同じ誰もいない廊下にある階段。
小川の顔を見るとそれがどんなに不機嫌だとしてもどこか安心してしまう自分がいた。
あたしの言葉に「うん」と言って廊下の手すりを背もたれにしてたっている。
てっきりあたしの隣に座ってくれるかと思っていたけど。
『あのさ、小川…。確かにさ、あたしがおととい小林くんと一緒に帰ったのは悪かったかもしれない。でもさ、言い訳がましくなっちゃうけど、小林くんは本当にいい友達なの』
小川は相変わらず不機嫌。
『それに…小川に"1人で帰れ"って言われて悲しくなった』
言った後小川の様子を伺ったけどやぱり不機嫌なまま変わらない。
『しかも、小川あたしに嘘ついて友達といたんでしょ?嘘をついてまで友達と会いたいってなんだかあたしが縛り付けてるみたいだし…』
昨日一生懸命あたしなりに考えた結果。
考え抜いて、見つけた答え。
『…やめよ、この関係』
今日はあたしが小川を呼び出した。
今日は小川は休みかと思っていたけど学校に来ていた。
『ごめんね、呼び出して』
昨日と同じ誰もいない廊下にある階段。
小川の顔を見るとそれがどんなに不機嫌だとしてもどこか安心してしまう自分がいた。
あたしの言葉に「うん」と言って廊下の手すりを背もたれにしてたっている。
てっきりあたしの隣に座ってくれるかと思っていたけど。
『あのさ、小川…。確かにさ、あたしがおととい小林くんと一緒に帰ったのは悪かったかもしれない。でもさ、言い訳がましくなっちゃうけど、小林くんは本当にいい友達なの』
小川は相変わらず不機嫌。
『それに…小川に"1人で帰れ"って言われて悲しくなった』
言った後小川の様子を伺ったけどやぱり不機嫌なまま変わらない。
『しかも、小川あたしに嘘ついて友達といたんでしょ?嘘をついてまで友達と会いたいってなんだかあたしが縛り付けてるみたいだし…』
昨日一生懸命あたしなりに考えた結果。
考え抜いて、見つけた答え。
『…やめよ、この関係』