【短】秘密のサンタクロース
そう言った時はじめて小川の目があたしを見た。
『別にお詫びとかもういいし、縛りたくないし』
だから…やめようよ。
あたしは静かに立ち上がるとそのまま教室に向かって歩き出した。
小川はしたを向いたまま静かに立っている。
小川の横を通るとき正直、心がドキドキしてた。
小川は何も言わなかった。
引き止めても…くれなかった。
『…ばいばい』
小さく、つぶやくように言った。
泣かないように精一杯前を向いて歩いた。
ねえ、あたしきれいに歩けてたかな?
もうこれで終わりなのかな?
小川…とはもうなんの関係もなくなるんだな。
期間限定の期限が早まっただけだよ?
わかっていた結末でなんだか涙があふれ出る。
『…っ小川…』
好きだよ、小川…。
『別にお詫びとかもういいし、縛りたくないし』
だから…やめようよ。
あたしは静かに立ち上がるとそのまま教室に向かって歩き出した。
小川はしたを向いたまま静かに立っている。
小川の横を通るとき正直、心がドキドキしてた。
小川は何も言わなかった。
引き止めても…くれなかった。
『…ばいばい』
小さく、つぶやくように言った。
泣かないように精一杯前を向いて歩いた。
ねえ、あたしきれいに歩けてたかな?
もうこれで終わりなのかな?
小川…とはもうなんの関係もなくなるんだな。
期間限定の期限が早まっただけだよ?
わかっていた結末でなんだか涙があふれ出る。
『…っ小川…』
好きだよ、小川…。