「家で寝てればそのうち熱も下がるでしょ。




早く準備しなさい。


なんの為にこんなに朝早く来たと思ってるの。




おじいさんが亡くなった今、もうあなたが病院にいる意味もないんだから」













そっか、、、






やっぱりあたしは


おじいちゃんの為だけにいた存在だったんだね。





もちろん、少しでもおじいちゃんの役にたてたなら良かったけど







実際親からそんなふうに言われると、なぜだか知らないけど胸が痛んだ。






もともと期待なんてしてないし、傷つくなんてバカみたいなのにね…………。







「わかった。


準備するから下で待ってて。

すぐ行くから」






そう言って、お母さんを追い出した。








< 47 / 85 >

この作品をシェア

pagetop