横になりながら、考える。





いつからこんなに、あたしは。



先生のことばかり考えるようになったんだろう。






好きなのに離れるって、案外辛いものなんだ……。






やっぱりだめ。






忘れようと思っても、いつの間にか考えてる。






頭、痛い……




先生、助けて欲しいよ……。







もう、心も体も。

限界だった。






あの人は、そのどちらにも気づいてくれた。




体の異変も、偽りの笑顔も。






もし先生がいなかったらって思うと、怖くなる。






やばい、頭痛がましてきた………。





息も、なんだか苦しい。






深呼吸を繰り返す中であたしは、いつしか眠りについていた……………。











< 59 / 85 >

この作品をシェア

pagetop