絆
横になりながら、考える。
いつからこんなに、あたしは。
先生のことばかり考えるようになったんだろう。
好きなのに離れるって、案外辛いものなんだ……。
やっぱりだめ。
忘れようと思っても、いつの間にか考えてる。
頭、痛い……
先生、助けて欲しいよ……。
もう、心も体も。
限界だった。
あの人は、そのどちらにも気づいてくれた。
体の異変も、偽りの笑顔も。
もし先生がいなかったらって思うと、怖くなる。
やばい、頭痛がましてきた………。
息も、なんだか苦しい。
深呼吸を繰り返す中であたしは、いつしか眠りについていた……………。