絆
「すいません……
ちょっと怖い夢を見ちゃって……
もう大丈夫ですから」
心配かけないように、少し微笑んでそう言った。
「では…先生とは、どなたですか?
麗さまは、先生助けて!と何度も申しましたよ、、、」
なかなか引き下がってくれなくて、焦る。
「とにかく本当にもう大丈夫ですから!
疲れたのでまた寝ますね。
おやすみなさい」
そう言って、強引に部屋から追い出した。
気を許したら…泣いてしまいそうだった。
色々な感情が自分の中でこみあがってきて、どうしていいかわからない。
まあわかった所で、多分どうにもできないんだけどね……