絆
ん…………
あれ…あたし…
ゆっくりと目を開けると、真っ白な天井が見えた。
そっか、、
あたし、パーティーで気を失って…
何故か先生に会って、、
段々意識がはっきりしてくる。
……どうしよう!
パーティー勝手に抜け出したりして
ばれたらあたし……
いま何時…?
外の様子を見たくて、勢いよくベッドから起き上がった。
途端に目の前がぐらついて倒れそうになり、慌てて手すりに捕まった。
そういえば具合、悪かっんだ…。
もし今先生がいたら、絶対に起き上がらせたりさせてくれないよね。
ゆっくり部屋を見渡すと、どうやらまた個室らしい。
部屋一面、真っ白な壁で覆われている。
窓の外に目をやると、もう真っ暗だった。
きっと両親は、今日のことでさらに幻滅したに違いない。
勝手に抜け出して、恥さらしもいいとこだ、と。