〜おれの好きになる気持ち〜
〜初恋〜
心地よい春の陽気がただよう季節。





小柄な中学生のおれ



人ごみをさけようと、道の端を目指して町をぶらつく。




親とケンカして、
家を飛び出していた。





今は、春休み。





誰にも会いたくないのに、ひとりになれる場所がない。





おれは、ひとりになりたかった。





いつも、いつも





男なのに、女の子に間違われる自分




嫌で誰にも自分を見られたくない。





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