彼の隣、カレのとなり







『・・・っ!!』




夢が覚め、わたしは飛び起きた



――な、んだったの・・・?



夢にしては、あまりにリアル過ぎて。


わたしは頭がショートしたように、しばらくボーっとしていた





『・・・っ!!』



急に、隣で動いたモノがあり、わたしは覚醒した


ビックリして隣を見ると





カレが、眠っていた――





ようやく動き出した頭で、わたしは今どこにいたのかを理解した




――あぁ、カレのベッドだ・・・。




わたしは、いつものようにカレの隣で眠っていたらしい。



まだ、少しあどけなさの残るその寝顔に、思わず頬が緩む




わたしはカレにそろっと近づき、カレの胸へと忍び込んだ





「・・・ンゥ。」




唸り声を漏らし、少しだけ眉を潜ませたカレ



――起こしちゃったかしら?



ちょっと焦るわたし







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