トラウマ
と言って、ニコリと笑った‥‥


‥‥‥


いや、実際には笑っていなかった、瞳が。

笑っていたのは口元だけで目はそのままだった。


多少の違和感を感じつつも



しばらくは深夜帯まで彼女に仕事を教えてて


「このラベルを読み込んで、‥やってみて?」


「‥‥‥」


「‥オッケイ、カード入れたらここ押して、確認して?」


「‥‥‥」


「あ、お客さん来たからあいさつしてね」

「イラッシャイマセ」

「‥‥‥」


さらにその違和感が強くなっていった


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