永遠に愛してる・・・
茉琴が解放されたのは
空が青紫色に
染まり始めた
頃だった。


文句を散々言われ
殴られ、蹴られ、
今に至る。


「・・・いったぁ〜」
茉琴が座り込んだ。

「茉琴!?」
それを見つけたのは、
紛れもない
こんな仕打ちを
うけるはめにした
悠夜本人だった。


「悠夜・・・?」

茉琴の掠れた声が
悠夜に届いたのか
悠夜の目が
見開かれた。



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