天然な彼女!?
「結構寒いな。」

「ゴメンね。」

着いた場所は海だった。

「相馬君と初めて来て、
凄く楽しかった。

けど、喧嘩をして、
途中で帰ってしまった。」

「すまない。」

「うんん。
いつもここで相馬君の
写真を見ていたんだ。

どんな声を出すのか、
どんな性格のなの、
自分で想像していた。

けど思っていた以上の
人だった。」

翼と一緒に座っていた。
翼の肩を抱き寄せた。

「相馬君?」

「ありがとう。
俺と出会ってくれて。」

翼は何も言わずに、
頷いた。

答えは聞かなくっても、
分かっている。

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