天然な彼女！？

「ずっと小さい頃に、
パパから聞かされて
いました。

パパの親友の息子さんと
結婚をすると。」

「翼は聞かされて、
嫌じゃなかったのか？

普通だったら、
恋ぐらいしたいだろう？」

「いいえ。
私はこれを渡されて
いました。」

見せられたのは
1枚の写真であった。

「これって？」

「はい。
高校に入って直ぐに
見せられました。」

俺の写真であった。

「この写真の方を
私は好きになりました。

そしたら生徒会長さん
だったからビックリしました。

そして2年になって、
あなたから声を掛けて
いただき運命を感じました。」

「知らなかった。
親父も母親も何も
言わなかった。」

俺はぼやいてしまった。