天然な彼女!?
翼を見ると、
今にも泣きそうな顔を
している。

彼女が泣きそうになると、
俺の心までが、
泣きそうで困る。

「相馬君・・・。」

「翼・・。」

「翠さんと付き合って
いるのは本当なの?」

「違う。
向こうが勝手に言って
いるだけだ。」

翼は西瓜と同じ位に
泣き出した。

俺は困り果てて、
圭吾を見た。

お好きなように、
と言った目線で俺を
見てくる。

俺は翼を抱きしめた。

「泣かないでくれ。
俺の婚約者だろう?

18歳になったら、
俺はお前ではなく、
西瓜と結婚したらどうする?」

それを言ったら
直ぐに翼は泣き止んだ。

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