天然な彼女!?
「何だよ?」

「婚約者にキス?」

「頬にだよ。」

「情けない。
パパは私と離れる時、
いつも熱いキスを
くれたわよ。」

相変わらずの天然な
母親に俺はお手上げだ。

「けど。何でいるんだ?」

「つばめに会いに来たの。
そして帰る時に、
翼ちゃんと相馬ちゃんの
姿を見ていた。」

悪魔な笑顔で言ってくる
母親に俺は呆れた。

「じゃあね。つばめ。」

母さんは外にいた
翼の母さんに手を振って
俺と一緒に帰る事になった。

その姿を見ていた翼が
明日怒るとは、
想像もしなかった。
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