天然な彼女!?
「ここは?」

気が付くと自分の手が
誰かに握られていた。

「相馬君?」

翼が目の前にいて
俺は意味が分からなかった。

「学校で倒れたのよ。
私と圭吾君が、
相馬君を家に連れてきたの。」

「ありがとう。」

俺は手を離そうとしたが、
翼が強く握り締める。

「嫌いなんだろう?」

「違うよ・・・。」

「無視されるし、
俺は翼には必要されて
いなんだよな。」

「違うよ。
この前相馬君が、
お母さんと腕を組んで
帰る姿を見て嫉妬した。」

「あれだけで?」

「うん。
それと西瓜さんと一緒に
腕を組んでいるし、
寂しかった。」

翼は俺に抱きついて
大泣きをした。
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