天然な彼女!?
家に帰ると、
珍しく父さんが
早く帰っていた。

「珍しい?」

「何がだ?
話があるから書斎に
行こうか?」

「ああ。」

「相馬君。
明日からバイト
するんだろう?」

「ああ。」

「希望は何処がいい?」

「女がいない所。」

「無理だ。」

俺はため息をついた。
当たり前だが、
デパートの売場で、
女性がいないのは無理。

「翼ちゃんがやきもち
でも焼くのか?」

「痛いところついて
くるよな。親の癖に。」

「相馬君も、
翼ちゃんが好きなんだ。」

デパートの、
案内図を見ていた。
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