天然な彼女！？

「母さんもやきもち
焼いた事ある？」

「マーちゃんか？
もちろん。
けど可愛いから許せる。」

「可愛いか。」

「俺とマーちゃんが
お見合いをした時、
お前と同じ年齢だった。

ちょうど今みたいに、
バイトしていたから、
マーちゃんは凄く
やきもちを焼いた。

けど後継ぎである俺は、
仕方なかった。

下っ端を経験をしないと、
上には立てないから、
お前も知っているだろう？」

「ああ。」

「マーちゃんは毎日
泣いて過ごした。

俺はあえて、
女性の売場を多く経験した。

デパートに来る客は、
主に女性だから、
接客する事も多く、
声も良く掛けられた。

マーちゃんが、
たまに来て、
そんな時に売場の女性から、
声を掛けられることも多く、
マーちゃんが泣いて、
出て行った事もあった。」

親父は昔の事を
俺に教えてくれた。