天然な彼女!?
「ああ・・・。」

翼が来て欲しいと言う
目で訴えてきた。

着てみると、
成金みたいな俺の姿に、
翼はうっとりしていた。

「似合うぞ!!」

振り返ると、
親父と母親がいた。

もちろん店員は一斉に
頭を下げていた。

「流石、
翼ちゃんが選んだ服だな。
相馬君格好いいぞ!!」

「ええ。相馬ちゃん。
それにしなさい。」

親と翼のセンスに俺は
疑いを持ってしまった。

ここで文句を言ったら、
翼は泣く、親父も泣く。

「これにする。」

しかも靴までゴールドに
なってしまった。

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