【続】天国に近い場所

タバコを指で挟み、持ちながらハンドルを握ると…

スーツの袖からちらっと見える、私が作った二つのミサンガ‥


そして‥





「あ…」


そんな私に気付いて、私の頭を撫でてくれる龍美‥

その時、


龍美の少しウェーブがかった栗色の髪からキラキラと光る‥

私とお揃いのダイヤのピアス。




何度見ても‥

私はこの全てにドキドキしてしまう。


だけど……

ただドキドキするだけで、この気持ちを言葉にする事が出来ない。



龍美がこれだけ好きなのに‥

私は龍美のように、言葉で伝えられないんだ…