【続】天国に近い場所
「今日は金曜だしな。明日休みの奴らが、多いからじゃねえの?」


龍美はポケットからタバコを取り出しながら、ボソッと言った。

私はお冷やを一口飲む。





「う、冷た。早くホットティー来ないかな〜」


今日は肌寒い。

喉が渇いていたとはいえ、氷が入っているお冷やを一口飲んだだけで‥体中がヒヤッとする。



私、冷え症だからな〜

冬に近づくにつれて憂鬱だ。




パサッ…





「あ‥」


体を摩っていたら、龍美がタバコを口にくわえながら、自分が着ているパーカーを脱いで、私にかけてくれた…
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