【続】天国に近い場所
「もうしないから許してよ」


龍美の胸を叩く。




「……じゃあ、明日と明後日は、俺ん家泊まって、また若奥様やってくれる?」

「え‥?」

「明日と明後日は、振り替え休日で学校休みだろ?二日間俺ん家泊まってくれんなら許す」


龍美は無表情でそう言った。




・・・・。


私も、明日と明後日は泊まりたいって、さりげなく思ってたよ‥





「‥泊まってくれる?」




龍美はタバコを携帯灰皿で消して、ふっと笑った。

私は今日初めて見た龍美の笑顔にドキドキしながら、コクリと頷く。
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